少年野球で、もし、自分の子供が
チームの中心選手だったら・・・
その先も彼に野球人生があるとしたら、
どこまで想像できるでしょうか?
そんな親に、ぜひ、
読んで欲しい小説があります。
それが、「アルプス席の母」です。

今は4番でエース。
でも、この先の野球人生で
何が起こるかは、誰にもわからない。
この物語は、才能ある少年が
挫折を乗り越えて大活躍する
そんな王道ストーリではありません。
すべてが母目線で描かれています。
思わずツッコミを入れたくなる
父母会のルールや空気感。
息子のために、自分の時間の
ほどんどを捧げる母の姿。
野球少年のママさんなら、
「あるある」
と何度も頷いてしまう場面ばかりです。
野球に限らず、
サッカーでもバスケでも
本気でスポーツに打ち込む
子供を支えるママさんなら、
きっと刺さるはず。
実は我が家も、
あと1~2か月で学童野球を卒団。
「やっと自分達の時間が持てるね」と
最近まで妻と話していました。
ところが、息子は
硬式の打感が気持ちいいことを知り、
複数の指導者からも
進路を勧められたこともあり、
中学では硬式野球(ボーイズ)に進む
という選択をしました。

息子の夢は、
いつの間にか父母の夢にもなっていて。
結局、これからも同じ時間を
同じ熱量で一緒に過ごすことになります。
だからこそ、思いました。
この小説の母のように
温かく見守れる親でいたい、と。
親としての在り方の1つを
そっと問い直してくれる。
そんな一冊でした。