配送センターに置いていた、おやつ用のおかき。
ある日ふと見ると、小袋が開いていて、中身が5分の1ほど削られていました。
「不良品か?」
最初はそう思ったのですが、同じような袋が2つ並んでいるのを見つけて確信。
――犯人は、おそらくネズミ。
包装資材屋として、日頃から清潔には気をつけているつもりでした。
それでも起きてしまった出来事に、正直ショックを隠せませんでした。
急いで対策を行い、二度と同じことが起こらないように、いや、もっと言えば、そもそも来ない環境にしようと動きました。
結果、それからは、全く現れる気配がありません。
これは何かのメッセージかな?
そんな時に思い出したのが、以前ベストセラーになった「チーズはどこへ消えた?」です。

大量にあったチーズが、突然消えてしまったとき、ネズミたちはすぐに次のチーズステーションを探しに動きました。一方、人間はチーズが戻ってくると信じて、動かず、待ち続けました。
さて、ウチの配送センターに現れたネズミはどうでしょう。
急に姿を消してビックリしているのでしょうか?それとも、次のステーションをすでに見つけて、焦る必要などないと余裕なのでしょうか?
いずれにしても、こちらとしては来なくなったことが何よりありがたいわけですが…。
これ、我々の仕事でも同じことが言えますよね。
大きなお客様と契約できたことで慢心し、その後お客様の事情で契約解除。
売上が下降しているのに危機感をごまかしながら既存納品だけを続け、「いつか良くなる」と自分に言い聞かせて動かない。
その結果、売上も利益もガクーン!と落ちる。
そうならないためには、常に次のステーションを探し続けること。
まさに「チーズはどこへ消えた?」のネズミのように動き続ける必要があります。
では、そのために何をするのか?
貴社ではどんな取り組みをされていますか?
ちなみに弊社では、その一つとして、ターゲットを絞った新しい営業用チラシを制作中です。
完成次第こちらでも発表しますので、お楽しみに。
さぁ、今日も、お互いに、次のステーションを探しに行きましょう。