先日、こんな相談がありました。
「今、ネットでダンボールを買っているんですけど、今より条件よくなるんですかね?」
詳しく話を聞いてみると、以前は地域の業者から購入していたものを、コスト見直しのタイミングでネット購入へ切り替えたそうです。
サイズを入力して価格比較すると、以前よりかなり安くなった。
最初は、「これでコストが下がった」と感じたそうです。
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安くなったはずなのに、現場では違和感が
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ただ、実際に現場で使い始めると、少しずつ違和感が出てきました。
以前のケースより少し材質が弱く、エンドユーザーに届いた時に箱が凹んでいることがあった。
サイズも微妙に違うため、商品によっては今までより隙間ができる。
その結果、緩衝材を増やす必要が出てきた。
さらに、梱包するスタッフごとに詰め方の差が出始め、出荷作業にも少しずつ時間がかかるようになっていったそうです。
とはいえ、自社の判断で業者を切り替えた以上、「やっぱり前の業者に戻します」とは言いにくい。
そのため、現場側が工夫しながら、なんとか回しているケースも少なくありません。
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単価だけでは見えないコストもある
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コスト見直しをする際に「単価」だけで判断すると、見えにくくなるものがあります。
・現場の作業時間
・梱包のしやすさ
・クレームリスク
・緩衝材コスト
・出荷品質
特にEC系の会社様の場合は、商品そのものだけでなく、「きれいな箱の状態で届くこと」も、お客さま満足の一部です。
価格は下がった。けれど、
・梱包時間は増えた
・緩衝材も増えた
・クレームも増えた
となれば、本当にコストダウンになっているのかは、一度立ち止まって考えてみる価値があります。
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見直しの際は現場の声も聞いてみる
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だからこそ、見直しの際のテスト購入では、
・実際に梱包している人はどう感じているか
・作業は増えていないか
・クレームは増えていないか
・現場が無理していないか
こうした視点も大切です。
実際、この会社様の場合も、現場の声を聞きながら見直しを進めました。
結果として、ダンボールの材質を上げ、サイズも調整。
購入単価だけを見ると、それまでのネット購入価格より約3%高くなりました。
それでも、
・緩衝材の使用量が減った
・梱包しやすくなった
・出荷品質が安定した
という理由から、最終的に切り替えを決めていただきました。
価格を比較すること自体は悪いことではありません。
ただ、「安く買う」と「現場がラクになる」は別の話。
業者を探す前に、まずは現場で実際に梱包している人の声を聞いてみる。
それだけでも、見えてくることは意外とあるものです。